―7月25日―  | 伝統の大灯籠の巡行 | 弥彦山(標高638メートル)は越後を代表する霊山。東麓に鎮座する弥彦神社は越後一の宮。古くから信仰を集めてきた由緒ある古社。 疫病退散、五穀豊饒を祈って行われる夏の灯籠祭りは、氏子たちが工夫して飾りたてた華麗な伝統の灯籠を、勢いよく担ぎまわるのが慣例。神社では古来の秘舞が奉納され、国重要無形民俗文化財である。 前夜祭の24日は、神社一の鳥居前で弥彦山太鼓や大民謡流しなどのアトラクションがある。 本祭の25日、午前9時から灯籠神事大祭。午前11時に灯籠神事特別祈願大祭。午後2時には恒例の里神楽を奉納。夕方、神輿巡行の道を清めるお欅引き。
 | 見越し巡行の道を清めるお欅引き | お欅引きでは氏子町内から集まった子どもたちが、欅の大枝を綱で引いて走る。その頃、弥彦山からは大勢の参拝者が手に小松明を持って下りてくる。 午後9時、神輿渡御が始まる。各町から華麗な灯籠がにぎやかにもみながら神輿を迎え、奉納花火の下、町内巡行へ。 深夜、神輿が神社に還御。拝殿ではそれから神歌楽、天犬舞の奉奏が行われて、人々はこの年の祭りの夜を堪能する。
JR弥彦線弥彦駅下車徒歩15分 新潟県西蒲原郡弥彦村
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