トップページ儀礼文化歳事記塩屋湾のウンガミ「海神祭」

塩屋湾のウンガミ「海神祭」

―旧暦7月15日以後の最初の亥の日―(平成20年は8月27日)
ウガンバーリー カミンチュ
ウガンバーリー
カミンチュ
 自然の美しさと人情の豊かさを歌い継ぐ大宜見村は沖縄本島の北部、国頭山地の西側に位置し、今では森林浴でスポットライトを浴びている。
 ウンガミと呼ばれる海神祭の伝統は古く、沖縄本島北部一帯で広く行われてきた豊作、豊漁、村人の息災を祈願する祭である。
 今でも各地区の集落で行われているが、古来伝統の習俗はどんどん省略化されているなかで、古事をよく残していると、塩屋湾のウンガミは国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。
 祭は、前日行われる「ウンケー」と呼ぶ神迎えの神事に始まる。祭の当日、田港、屋古、塩屋のカミンチュ(神人、女性)が集まり、連れ立って行列を組み、多くの供人を連れながら、「田港アサギ」「屋古アサギ」と場所を移り、神事が繰り返される。
 弓を手にした神女が「ヨンコイ、ヨンコイ」と唱えながらアサギの柱を回り、世果報(ゆうがふう)を祈る。祭のハイライトは塩屋湾でウガンバーリー(40人乗り)3艘が「エイサー、エイサー」の掛け声で沖へ走り、やがて戻ってくる。岸辺では夫人連が腰まで海水に浸かり、太鼓をたたき、手ぬぐいを振りながら声援を送る。広大な大自然の神々と世果報を願う島人の心の交流を象徴して、このとき、祭の興奮が一段と高まるのである。
名護市よりバス30分、車で20分
沖縄県国頭郡大宜見村




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