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大河内池大神社例祭
―1月5・6日―
湯立 剣の三つ舞
湯立 神々を祭場に迎え、幣と鈴を手に活発に舞い、湯気がのぼる湯釜に湯木をひたしつつ神々を称えるうたぐらを唱和する
剣の三つ舞 三人が剣と鈴を手にして、湯釜の周りを所作も大きく力強くきびきびと舞い、悪魔を追い払う
 標高800メートルノ集落に電気が入り、車道が開けたのは戦後といわれる。村のたたずまいは一段と素朴で豊かな自然に囲まれ神々と村人の距離は近そうだ。別項目「向方のお潔め祭り」同様に、ここでも仮面はない。当日の朝、神社裏手の尾根に登り、供物を献じる天狗祭りが始まる。午後、集会所から太鼓を打ちつつ行列を組んで神社へお登り、拝殿にて神事がある。神社より一段下の舞殿へ移ると、禰宜が祭場清めの「釜祓い」。続く「神下ろし」では太鼓の音に誘われるように日本全国から神々が招かれる。
 「順の舞」「みるめの舞」では、禰宜が湯たぶさを振りながら上句を歌うと宮人たちが下句を唱和する、うたぐらが続く。「はんや 冬くれば誰が告げし北国に 北国に時雨ぞ告げし山を早めす」。
 「扇の三つ舞」「産土神の湯立」「剣の三つ舞」「天照皇大神の湯立」と続き、中休み。
 続く「扇の四つ舞」は湯ばやしである。舞人が舞衣を釜の湯に浸してから観衆にかけると、オウ、オウ、オウ、と囃して舞殿内がしばし騒然となる。村人が特別な願いを産土神に祈る「願舞」もある。最後の「鎮めの湯」は宮人の長老が烏帽子を頭に、剣と鈴を持ち、厳粛な一人舞。神楽舞がすべて終わると、舞で清められた大釜の湯を、一年の無病息災にと村人が分かち合う。

JR飯田線平岡駅からバス50分、車30分
長野県下伊那郡天龍村神原字大河内





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