―12月12〜16日―  | | 氏子が奉納した猪首 | タクシーが銀鏡(しろみ)の集落に近づいたとき、大きな猪が車の直前を横切った。運転手がブレーキを踏む。猪が草むらに消えたとき、「しまった。ぶっつけて捕まえればよかった」と笑った。
銀鏡神楽は十二日から始まるが、十四日の夕方から十五日朝にかけての夜神楽がハイライト。野外の舞場を見下ろす高い祭壇に、氏子が奉納した猪首が椎の葉を敷いた盆に飾られ、多い年は十数ケも並ぶ。神楽は山の民を山の幸の豊猟と犠牲になった獣たちの鎮魂を祈る祭りでもある。
 | | 西宮大明神 | 注連を張り巡らした舞場に、白装束の舞子が扇や鈴、幣、弓、矢などの採り物を手に、笛、太鼓の楽に合わせ、格調高い伝統の舞を次々と披露する。
深夜、面様と呼ぶ仮面の神々が登場。宿神、三宝荒神、若男大神、六社稲荷、七社稲荷と続き、銀鏡神社の御祭神、西宮大明神が静かに舞い始めると、この時を待っていた氏子が紙に包んだ賽銭を投げ入れ、一年の息災を祈る。
翌日はシシトギリ。古風な狩姿の男女二神が現れ、昔の猪狩り光景をおもしろおかしく演じ、周囲をどっと笑わせる。
西都市からバスで約1時間ほどの「一ノ瀬」で下車後、市営バスにて約20分。タクシーは西都市から約70分 宮崎県西都市銀鏡 銀鏡神社
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