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お田植祭

―6月14日(第二日曜)―
お田植祭1 お田植祭2
お田植祭1
お田植祭2
 県の北西部に位置する薩摩川内市は、平成十六年の合併で、川内平野の大部分を占め、県内最大面積を持つ市となった。
 ニニギの尊の陵墓とされる可愛山稜を背に建つ新田神社は、ニニギの尊を祭神とする由緒ある古社。近在に古墳が多く御田植祭りに関わりのある神話が語り継がれている。
 川内川流域は、今ではダム建設で県内有数の穀倉地帯となったが、昔は洪水氾濫に悩まされる荒川であった。伝説の神話は語る。ニニギの尊が舟で川を下り倉野にさしかかったとき、淵の渦に巻き込まれ転覆された。それを見た倉野の村人が救助したところ、尊は稲穂を村人に与え、「この種を大切に育てたら村は豊かになるであろう」と言って再び川を下っていかれたというのである。
 御田植祭りは、丘の上の神社での神事に始まる。神事が終わると、男女の幼児が仲良く稲苗を担いで、御神田に下る。田植えに奉仕する烏帽子姿の早男、緋色の袴姿の早乙女が苗を受け取る。かくて神田で田植えが始まる。
 倉野の奴踊り(県指定無形民俗文化財)が奉納される。長さ三メートルほどの唐竹で作った割り竹のまとい状のもので、バレンと呼ぶヘギ竹がついており、それをくるくる回して踊る。田歌に合わせて、バレンが回転。大きく輪を描く。奴踊は神社の拝殿前、保食神社の境内、神田そばの川原で披露される。田の神の降臨を願うためとも、稲虫や稲の病気を防ぐためとも言われている。
JR鹿児島本線川内駅下車、車で5分
鹿児島県薩摩川内市宮内町




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最終更新日:2009年8月18日
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