トップページ儀礼文化歳事記「佐原大祭」

「佐原大祭」

―7月14・15・16日(今年の祭日)―
水郷佐原の町をゆく山車。「佐原の山車行事」として重要無形民俗文化財に指定されている・撮影:渡辺良正
水郷佐原の町をゆく山車。「佐原の山車行事」として重要無形民俗文化財に指定されている(上)
山車の曳き廻しに大勢の観客も興奮し、大いに盛り上がる(下)
山車の曳き廻しに大勢の観客も興奮し、大いに盛り上がる・撮影:渡辺良正

観客を興奮させる華やかな山車の曳き廻し

 夏、梅雨の季節、日本列島は古来、疫病の流行に悩まされた。人々は悪神疫神の跳梁を幻視し、生活圏から追い出すべく様々な手法を試みる。
 信仰する神々の啓示から単なる巷の迷信まで、右往左往した長い歴史体験の挙句、時の都、京都では夏の祇園祭りへの熱情と緊張で疫病の季節を乗り切る。
 氏神社へ詣で山鉾、屋台、山車を飾り立てて曳き回す。素朴にして雄大、華麗にして豪華、快く響く祭囃子。氏神と共に氏子町内を巡行して夏の無病息災を祈願した。費用は都ならではの財力で支えた。祭りはたちまち地方へ広まった。江戸時代から続く関東地方を代表する夏祭り、佐原大祭もその一つ。例年、氏子町内から10台の山車が佐原囃子を奏でつつ、独特の引き回しを各所で演じて観客を興奮させ、喜ばせ、夏の息災を祈る。
千葉県香取市佐原
写真と文章:渡辺 良正



 このページの上へ戻る  /  トップページへ戻る  /  儀礼文化歳事記へ戻る


最終更新日:2017年6月15日
一般社団法人儀礼文化学会  〒160-0012東京都新宿区南元町13-7
TEL 03-3355-4188  WEB http://www.girei.jp/  MAIL jimu@girei.jp