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坂越船祭り
―10月第2日曜日―
坂越船祭り1 坂越船祭り2
  赤穂市坂越(さこし)の大避神社は、天然記念物の樹林におおわれた生島が浮かぶ坂越湾を見下ろす岡の上に鎮座しています。
 御祭神は天照大神、春日大神、大避大神。旧祭神は秦河勝公で、伝承によると、聖徳太子の寵臣だった秦河勝公は、蘇我入鹿の乱を避け、坂越の浦人に迎えられ、この地を開拓されました。死後、神として祀られ、氏子たちによって祭りが続けられてきました。現在の社殿は明和六年(一七六九)の再建と言われています。
 船祭りは神社本殿での神事に始まりますが、船渡御が始まるのは午後からです。丘の上から広い石段を神輿が下りてくるとき、祭り装束の子どもたちと若者が獅子舞を披露します。神輿が浜へ下りると、沖へ向かってホラ貝が響き、それに呼応して待機していた二隻の伝馬船が先を争って「フエーコー(富栄来れ)ヨイヤサーヨイヤサー」の掛け声で浜に上陸。約五メートルの歩み板を集団で激しく練ります。「橋かけの練り」と呼ばれる行事で、板が立てられると、若者一人がその頂上までよじ登り、突端で幣を振ります。緊張しながら見守っていた氏子たちが、拍手を送ります。
 神輿が御座船に奉安されると、船渡御の始まりです。二隻の櫂伝馬船に曳かれながら、楽船、警固船、歌船、獅子船、数隻の供奉船など和船が連なり、静かに湾内を巡ります。
 瀬戸内海は、古代から我国の重要な海上の道、坂越湾は帆船時代の天然の良港、風待ちの港として栄えたところ。船祭りは昔の面影を今に伝え、国指定重要無形民俗文化財です。
JR赤穂線「坂越」駅からウエスト神姫バス小島方面行き利用5分。バス停「坂越港」下車徒歩すぐ。
兵庫県赤穂市坂越 大避神社





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