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三国祭り

―5月19〜21日―
八幡太郎義家の人形山車。由緒ある三国神社の祭礼は荒海に生きた男たちへの鎮魂である 武者人形はあたりを威圧するかのごとくゆっくりと進んでゆく
八幡太郎義家の人形山車。由緒ある三国神社の祭礼は荒海に生きた男たちへの鎮魂である
武者人形はあたりを威圧するかのごとくゆっくりと進んでゆく
 三国町は、日本海に注ぐ九頭竜川の河口に栄えた古い港町。延喜式の記録に残る三国神社は由緒ある古社である。
 何度も火災にあって祭りの記録の多くが失われたが、人形山車が祭りに登場するのは江戸時代からといわれ、明治七年には高さ十二メートルの大人形が出現、遠く屋根越しに人形の顔が見えると自慢した。今は電話線や電灯線の普及で、高さ6.5メートルにほぼ統一されている。
 いかめしい武者人形表情は、天然の良港として日本海の荒海を生活の舞台に生きた男たちの鎮魂の祭りに相応しく、「エーイーヤー」の古風な掛け声、勇ましい太鼓のバチの音に笛、三味線の音色を響かせながら、ゆっくり氏子町内を練る様は壮観である。
 山車は毎年六台。三国町には十八台の山車があるが、例年六町が交替で山車人形を新しく造りかえながら祭りに参加している。
 神社神輿と舟形の小神輿を中央にはさみながら、三国祭りの今一つの自慢、長い沿道にびっしり並んだ露店の軒先をはねあげながら、武者人形があたりを威圧するかのごとくゆっくり進む。武者人形の表情は素朴ながらも力強く、北陸三大祭りの一つに数えられている。
JR北陸本線芦原温泉駅より京福バス三国町行きへ乗換、三国神社前下車/JR北陸本線福井駅よりえちぜん鉄道へ乗換、三国神社駅下車
福井県坂井市三国町 三国神社




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