―10月16・17日(第3土・日曜日)―  | 紙ふぶきを豪快に撒き散らしながら練る山車 | 挙母(ころも)祭りは山車祭りである。八町から八台、各町自慢の山車が鐘やラッパで気勢をあげ、「オイサ、オイサ」と綱を引く若者たちの声も高らかに、紙吹雪を豪快に撒き散らしながら練り廻る。 江戸時代、挙母城の城下町だった挙母地区は、矢作川の舟運で栄え、寛永7(1630)年には祭りに飾り車が登場、百年後には八町が揃い、さらに山車づくりを競い、今日の豪華な山車祭りとなった。 山車は挙母型と呼ばれるように、幕と梶棒、六本柱の上山に特徴がある3層、神明造り。飾りの幕や山車の彫刻が精巧で、名のある彫刻師が歳月をかけてつくった逸品が多く、文化財としての評価が高い。 初日の夜は挙母神社の境内で「七度参り」がある。氏子集団が町名入りの高張提灯をかざして、「オイサ、オイサ」の掛け声で気勢をあげ、走り、もみ合い、歌い、また走る。
 | 神社境内で高張提灯をかざし、オイサオイサの掛声で気勢をあげる「七度参り」 | 本祭り当日、八台の山車は参道に勢揃い。宮神楽の奉納、神輿渡御の後、山車はそれぞれの町内へ。各町では謡曲「猩々舞」、「七福神」、「獅子」などが披露される。
名鉄三河線豊田市駅下車 神社へは徒歩10分 愛知県豊田市挙母 挙母神社
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