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新庄の大花田植
―5月第2日曜日―
新庄の大花田植1 新庄の大花田植2
新庄の大花田植1 
新庄の大花田植2 
 新庄の花田植を初めて取材したのは、1975年である。しばらく絶えていた花田植を、記録のために復活させ、盛大に行われた。1997年に国に重要無形民俗文化財の指定を受け、その後毎年続けられたという。2005年5月に再び取材に赴いた。
 新庄では、田の神に豊作を祈るサンバイ祭から始まる。田の近くに祭壇を設け、神事が行われる。
 田の広さは4アールほどか。数頭の飾られた花牛が代かきに入るのだが、今は牛集めも大変だと聞いている。牛の飾り方は壬生とほぼ同じで、代かきのスターである花牛も生まれて初めて水田に足を踏み入れるとかで、牛の勇気にアナウンスが拍手をと呼びかける。一頭、また一頭、見物人の拍手に迎えられ、牛も緊張するのか、バシャ、バシャ、と泥水をやたらに跳ねる。昔は泥水がかかると無病息災と喜んだそうだが、田圃近くの見物人はたいてい悲鳴を上げて身をよじる。3、4歳の少女が「牛さんもたいへんね」と牛の労をねぎらったら、周りの大人たちがどっと笑った。
 新庄では田植歌がよく残されている。朝歌、昼歌、酒歌、晩歌、あがり歌とサンバイがリードする歌によって、作業の状況を知ったという。
 午前中は郷土芸能の神楽や南条踊りの披露があり、花田植は午後からである。
JR広島駅よりバス乗り継ぎ、約120分
広島県山県郡北広島町大朝





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