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花祭り(1)
―11月第2土曜から3月下旬にかけて―
東栄町御園 鬼の舞 東栄町月 花の舞
東栄町御園 鬼の舞 
東栄町月 花の舞 
 マサカリを振り回す鬼神とともに、里人が湯釜の周りを「テーホヘ、テホヘ」と舞い踊る花祭りは、北設楽郡一帯で行われるユニークな祭りである。その中心は東栄町と豊根村で、ともに森林90パーセント以上。天竜水系の谷間に点在する集落で、生活環境きびしきところながら、長い歴史の間には、豪族たちの興亡もあり、祭りの由来ははっきりしない。
 病気の平癒、五穀の豊作、雨乞い、子孫繁栄、村内安全と村人が祈願のたびに、遊行的宗教集団を招いていたのが、時代の推移とともに里人の手に移り、「花祭り」と呼ばれるようになったといわれている。
 神々の坐す、大自然の真っ只中ながら、祭りともなると改めて「滝祓い」「高根祭り」「辻固め」など、特定の場所で神事を行い、神々を迎え、祭場へ案内して、舞で清める。「湯立て」「一の舞」「地固め」と素朴な神事舞が笛・太鼓の囃子で進む。色紙で飾った冠を頭に、子どもたちが扇や盆、湯桶と採物を代えながら舞う「花の舞」は可憐な所作にどこでも人気が集まる。
 夜も更ける頃、鬼神が大きなマサカリを手に、供鬼数人を引き連れて登場、湯釜の周りを重々しく鎮めると、笛・太鼓の囃子とともに待機していた里人たちが鬼神とともに踊り出す。花祭りの醍醐味である。
JR飯田線東栄駅下車、バスで本郷まで18分(町の中心)
愛知県北設楽郡東栄町御園・月をはじめ町内11地区





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