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吹浦(ふくら)祭り
―5月4〜5日―
祭りの華、宵祭りの花笠舞 威勢良く門払いする奴振り 除災招福を祈願する伝統の行事
祭りの華、宵祭りの花笠舞 
威勢良く門払いする奴振り 除災招福を祈願する伝統の行事 
 大物忌神社は鳥海山2236メートルの山上に鎮座する。古くは北の国境線であった。しばしば噴火して朝廷を恐れさせ、周辺住民を困らせた。噴火のたびに神位が上がり、「正二位」まで上がった。明治になると国幣中社大物忌神社となり、里宮として吹浦口ノ宮、蕨岡口ノ宮が知られている。
 吹浦祭りは、吹浦口ノ宮の例大祭。伝統の神事芸能に氏子が今風の太鼓や人形芝居、樽神輿などで賑やかに祭りを盛り上げる。
 四日が宵祭り、五日が本祭り。氏子の家々を廻り、除災招福を祈願する伝統の奴振りや神輿渡御は二日間とも行われる。
 四日夕方、境内の池の小島で諾冉二尊の舞が舞われ、古風な神事芸能で神話を語る。祭りの華である花笠舞は、宵祭りでは笠に生花を飾り、拝殿前の広場で舞う。
 五日の大祭神事は朝から始まり、奴振り、神輿渡御がある。午後、仮説舞台の上で獅子の御頭舞、続いて巫女舞があり、最後に造花で大きな笠を飾り立てた花笠舞が始まる。八人の舞人が力強く舞い終わると、笠を参拝人のなかへ投げ入れる。たちまち花は奪い合いとなり、家に持ち帰って、一年の寿福のシンボルとして神棚に飾る。
JR羽越本線吹浦駅下車、徒歩五分
山形県飽海郡遊佐町吹浦

Text & Photo by 渡辺良正




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