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姥神大神宮渡御祭
――8月9〜11日――
江差の山車でもっとも古いといわれ、人形は京都で作られて、北前船で運ばれた 鰊で栄えた江戸時代に、回船問屋を営んでいた横山家へ山車が挨拶する
 日本海に面した江差の町は、江戸時代、鰊の豊漁で栄えた。祭りは産土の神に海の幸の豊かさを感謝するために始まり、350年余り伝統がある。
 神輿が四基出御するが、古い神輿は元禄七(1694)年大阪で制作。神輿の渡御に供奉する山車十三基。その一つ、愛宕町神功皇后は北海道文化財に指定されるほど優れたものだが、京都で作られ、宝暦四(1754)年北前船が江差へ運んできた。江差の富が祭りを豊かにしたのだが、明治中頃から鰊の不漁が続き、大正二年を最後として姿を消した。しかし、祭りは今も山車好きな江差っ子の熱気に支えられて、北海道随一の山車祭りとして賑わっている。
 江差の人は山車をヤマと呼ぶ。山から伐りだした椴松の大きい枝を、神の依り代として山車の最上段に飾ったからだ。武者人形は神の守護役だったが、電線の普及が椴松を小さくし、人形が主役となったのである。
   十日は下町巡行、十一日は上町巡行。
 昼間は山車から伸びた長い引き綱を子どもたちが「ヨーイヤー」と拍子木を合図にのんびり引く。
 夜は若者たちが中心となり、各山車は電飾でライトアップされ、山車の動きは躍動的になり、囃子も掛け声も熱狂的になり、沿道の観客の興奮も巻き込んだ勇壮な夏祭りとなる。

JR江差線江差駅下車、徒歩20分
北海道檜山郡江差町 姥神大神宮を中心に町内一円





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