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あばれ祭り

―7月第1金・土曜日―
屈強な男たちが、担いだ神輿を橋の上から川に投げ落とす(撮影・渡辺良正)
屈強な男たちが、担いだ神輿を橋の上から川に投げ落とす(上)
約40本の華麗なキリコが大松明の周りを乱舞する。あばれ祭りは石川県の無形民俗文化財に指定されている(下)
約40本の華麗なキリコが大松明の周りを乱舞する。あばれ祭りは石川県の無形民俗文化財に指定されている(撮影・渡辺良正)

 疫神退散の祈りを込めたあばれ祭り

 日本列島の夏は湿度が高い。昔は疫病流行の季節であった。病魔はどこからともなくやってきて人々を苦しめた。疫神退散の信仰を集めたのは、古来、京都祗園社の御祭神である。
 地方の民は、同社から御祭神を分身、祀り、それぞれの地方に相応しい祭りを行った。
 日本海に面した宇出津では、能登半島特有の華麗なキリコ(奉燈)を担ぎ出し、浜辺の大松明の周りをにぎやかに囃す。
 その翌日夕方、逞しい屈強な男たちが担いだ神輿を海へ投げ入れる。大地に転がす。橋の上から川へ落とす。暗い夜道、燃え盛る炎の下、谷に突き落とす。
 最後は神社境内の大火の中を何度も転がし、壊す。壊れた神輿の奥から御神体を取り出し、神殿で荘厳な神送り神事を行い、勇壮な祭りを終わる。
石川県鳳珠郡能登町宇出津
写真と文章:渡辺 良正



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最終更新日:2016年4月4日
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