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例えば天台宗でおこなう仏教儀礼に、「光明供」という修法があります。なんだか難しそうに思えますが、内容としては、ご本尊さまをお迎えして接待した上で、お願いをして、お送りした後には関係者が感謝しあう、ということをやっているのです。これは、例えば茶道で客を迎えてもてなすことに通じると思いませんか? このように、様々な「儀礼」という「カタチ」の中に、「ココロ」を見出してゆくことこそ、儀礼文化研究の特色なのです。
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夏まつりで多いのは旧暦6月15日頃におこなわれる八坂神社や天王さんのお祭りです。夏は疫病や害虫、風水害が起きる季節であったため、悪霊や疫神を鎮めることが大切だと考えられていました。八坂(祇園)、津島(天王)といった神社に祀られる神は、こうした悪霊を鎮める威力を持つのだといわれます。それで、お祭りをすることで、夏のさまざまな害を受けないようにしたのです。
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花祭というと、4月8日のお釈迦様の誕生日を思い浮かべますが、ここで言う花祭は、愛知県の東栄町、豊根村、津具村に伝わる古くからの民俗芸能です。冬に夜を徹しておこなうため、「寒い・眠い・煙い」祭りとして有名ですが、民俗学的にも非常に重要なお祭りと言えます。特に夜半に登場する鬼は迫力があり見る者を圧倒します。今年も11月10日の東栄町御園を皮切りに、11月11、17、22、24日、12月1、8、1月2、3、4日、3月2日とおこなわれる予定です。詳しくは東栄町、豊根村、津具村のHPをご覧下さい。また、花祭以外にも、この周辺には同様の夜を徹しておこなう祭りがたくさんおこなわれています。
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十五夜はご存知のように旧暦8月15日の月を見る風習ですが、十三夜はその約1か月後、旧暦9月13日の月を見る風習です。十五夜は中国からもたらされた習俗ですが、十三夜は日本独特のもののようで、十五夜を「いも名月」と呼ぶのに対して「豆名月」「栗名月」などと呼びます。十五夜も、中国からもたらされた風習とはいえ、その基盤は日本において農耕の豊作祈願・収穫感謝に関する儀礼という意味合いが強く、十三夜もその点では同様です。やはり、十五夜に月見をしたら十三夜も月見をしないと片見月になると言って、嫌われました。
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