大阪・住吉大社にて開催
関西支部( 支部長・八坂神社眞弓常忠宮司)主催の秋季大会が、住吉大社を会場に、10月20日(金)・21日(土) の両日にわたって、会員35名参加のもと開催された。
20日は午後1時、住吉大社を正式参拝したのち、住吉大社記念館にて研究発表が行われた。いずれも充実した内容の発表で興味は尽きなかった。
研究発表終了後、住吉大社宮司敷田年博先生にご案内解説をいただき、ご社殿等住吉大社境内を参拝、同社の博物館施設文華館を見学する。六月の御田植神事のときに植えられた稲はたわわに実り刈り入れを待つばかりであった。
午後五時より記念館にて懇親会、御田植神事のビデオを見せていただき、和やかに懇親を深めた。
翌21日は和宗総本山四天王寺を参詣。廣瀬善重師の案内解説にて、じっくりと晩秋の境内をまわり、天王寺さん詣りの善男善女で賑わう境内諸堂を参拝する。戦後復興された大伽藍、宝物館に展示された寺宝類、また庶民に根づいた聖徳太子信仰の種々相を目の当たりにし、得るところの多い大会であった。
研究発表の題名は次の通りである。紙面の都合で詳しく紹介できないことを発表者の方々にお詫び申し上げる。
住吉大社 敷田年博宮司
敷田宮司のご案内で住吉大社境内を見学
熱心に研究発表を聞く参加者。住吉大社記念館を会場に開催する。
廣瀬善重師のご案内にて四天王寺諸堂を見学する会員諸氏
修学院御幸詩について
京都女子大学大学院 紺田具仁子氏
万葉集泣沢神社挽歌考―儀礼と〈うた〉のはざま―
奈良大学 上野誠専任講師
四天王寺の舞楽について
四天王寺 南谷恵敬勧学部長
住吉御田植神事について
住吉大社 大垣豊隆氏