儀礼文化を体系的に学習するために、生涯学習講座カリキュラムに基づいて開講します。本講座は本科学修教科の各単元課目を学びます。生涯学習カリキュラムがご不明な方は、事務局までお問い合わせのうえ、資料をご請求ください。
平成18年度は5月から毎月第2日曜日に開催いたします(8月と1月を除く)。
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期日 |
内容 |
講師 |
前
期 |
1 |
5月13日(日) |
儀礼文化論 |
年中行事の考現学 |
國學院大學 名誉教授 |
お宅に年中行事はありますか。現代の年中行事の様相を探り、旧暦の頃の行事と比較して、これからの「わが家の年中行事」の姿を考える。 | 倉林 正次 |
2 |
6月10日(日) |
儀礼文化史 |
ねぶたの起源と信仰 |
國學院大學 講師 |
青森県のねぶた(ねぷた)祭について、その起源である「眠り流し」や盆灯籠との関わりを踏まえ、資料・映像を用いて検証する。 |
久保田裕道 |
3 |
7月8日(日) |
茶道 |
遠州七窯の虚実-茶陶から見る遠州の美意識- |
遠州流茶道 家元主鑑 |
遠州七窯とは、小堀遠州が好みの作品を焼かせた国焼の7つの窯をいうが、そこに見られる「綺麗さび」の美意識について考える。 |
浅井 宗兆 |
4 |
9月9日(日) |
短歌 |
童謡(ワザウタ)の位相 |
國學院大學 教授 |
童謡(ワザウタ)の特徴は批評性と寓意性にあるが、神意との関わり等の問題も含めて、〈ウタ〉の特質を考えてみたい。 |
青木 周平 |
後
期 |
5 |
10月14日(日) |
料理 |
器具と調理 |
辻留 主人 |
調理の方法は、切る、煮る、焼く、蒸す、揚げる、炒める、和える、汁もの等があり、それぞれに調理器具がある。器具の良し悪しによって味が違う。 |
辻 義一 |
6 |
11月11日(日) |
儒教 |
君子の条件-孔子の説く「人間の自覚」- |
岐阜女子大学 教授 |
『論語』は、君子に始まり君子に終わる書でもある。孔子が生涯を通じて探求した自覚的な人間〔君子〕像について考察する。 |
近藤 正則 |
7 |
12月9日(日) |
武道 |
相撲に見る伝統の諸相 |
相撲博物館 学芸員 |
大相撲では、さまざまな場面で江戸を感じることができる。これらの事例を紹介するとともに、祭礼の相撲から人々とのつながりを考える。 |
中村 史彦 |
8 |
2月10日(日) |
神道 |
壮大な〈祓え〉の世界-大祓詞の構想- |
國學院大學 講師 |
大祓詞は吉田神道などを拠り所とした。ここにはいくつかの謎と魅力とがある。その〈天つ祝詞〉の構想と信仰とに迫る。 |
金子 善光 |
9 |
3月9日(日) |
香道 |
香りは聞く |
香道志野流 宗家 |
香道における聞香の様式の多くは、古典を拠り所に沈水香木の香りを鑑賞する。その様式と香木のこと、香席における礼作法、焚香式などにふれてみる。 |
蜂谷 宗玄 |