儀礼文化学会

学会活動 Society activities

 「儀礼」とは、社会的・生活的慣習や宗教伝承から生まれた、一定のカタ(型)を有する行為です。そうした儀礼的要素を多分に含んでいたり、儀礼的な性格をもった文化所産を総称して「儀礼文化」と呼びます。
 この「儀礼文化」をさまざまな角度から研究・実践していこうとするのが本学会です。本学会の目的は、儀礼文化に関する文化活動を広く展開・実践し、現代生活の中に、真の意味での人間性の回復をめざすところにあります。季節のさまざまな行事や、お祭り、芸能、また茶道や華道などなど、日本文化を幅広く対象としています。
 「儀礼文化講座」や「儀礼文化セミナー」など、日本の伝統文化にどなたでも気軽に触れることができるさまざまな催しものを開いています。興味があればどなたでも1科目からでも受講できますので、ぜひご参加ください。みなさまのご来場をお待ちしております。

「平成29年度の催しもの」
ご案内



→過去の年度の「催しもの」はこちら

儀礼文化講座

「儀礼文化講座」は、儀礼文化を体系的に学習するために、生涯学習講座カリキュラムに基づいて開講します。本講座は本科学修教科の各単元課目を学びます。
時 間
専門講座 14:00~16:00(120分)
会 場
儀礼文化学会研修室
※ただし、第3回9月17 日【フラワーデザイン】と第4回10 月15 日【料理】の講座開催会場は、國學院大學院友会館(東京都渋谷区)です。受講される方にはご案内ハガキをお送りします。
受講料
全8回/16、000円(初回開催時にご納金いただきます)
1科目/2、600円(ご希望の講座のみ受講される方は当日受講料をいただきます)
※第3回の「礼法」につきましては、別途教材費200円を当日徴収いたします
期 日 内 容 講 師
1 5月14日
(日)
【香 道】 世界の香文化 志野流香道
21 世家元継承者
蜂谷宗苾
香の文化は日本に限ったものではなく世界各 地に古くから存在しており、人間との接点は古代文明から更に原始時代へと遡っていく。そこから最終的に日本において香道という最高芸術ができるまでの経緯を考察する。
6月11日
(日)
【くらしの歴史】 秩父の風土とまつり・暮らし 埼玉民俗の会
会長 杤原嗣雄
関東平野の西の山なみの中に秩父はある。悠久の昔から知々夫の国として特色をもつ地方として発展してきた。この秩父の風土と人びとの一年のまつりと暮らしについて述べる。
9月17日
(日)
【フラワーデザイン】 フラワーデザインの魅力について マミフラワー
デザインスクール
校長 川崎景介
花の文化と歴史に触れながら日本におけるフラワーデザインの定義・発達をご紹介し、花のデモンストレーションを行う二部構成となっている。
10月15日
(日)
【料 理】 手仕事の和食 -伝統を残す、日々の力- 近茶流
宗家 柳原一成
家伝の技法と父譲りの実学主義が近茶流。自分の手を動かして日々料理をすることで、勘が養われる。くり返すうちに一本の道が続いていき、それが「わが家の味」をつくるのだと思う。
11月12日
(日)
【諸宗教】 キリスト教がやってきた。日本を仏教国にしたキリスト教 国立歴史民俗博物館
教授 松尾恒一
江戸時代より50 年ほど前に、ヨーロッパからキリスト教が伝えられるが、神道や仏教を信仰していた日本人が、新たな宗教にどのように接したか。また、日本社会をどのように変えたかを考える。
12月10日
(日)
【神 道】 松尾の葵祭 松尾大社
権禰宜 南 美宜
松尾祭・賀茂祭とも五月に斎行され、両神事とも同じく「葵」を用いるがその事はあまり知られていない。したがって賀茂祭と葵祭は必ずしも同値ではない。「松尾の葵祭」の原風景を辿る事で京都の神事体系の本質に迫りたい。
2月11日
(日)
【茶 道】 ひな祭りと仲春の茶花 宗徧流正伝庵
家元 岩田宗玹
「桃の節句」とも呼ばれ、茶事茶会では大変喜ばれる趣向の一つ。今回はひな祭りにまつわる事柄を説明した後、道具の取り合わせを行う。併せ季節の茶花もご紹介させて頂く。
3月11日
(日)
【儀礼文化論】 祭りのこころとかたち ─台湾道教の祭りから─ 國學院大學
教授 浅野春二
台湾で行われている道教の祭りを例に、祭りを行うムラやマチの人々の「こころ」と祭りに見られる「かたち」から、儀礼文化について考える。
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儀礼文化セミナー

「儀礼文化セミナー」は、生涯学習講座カリキュラムの本科実修教科の各単元課目を学びます。各分野の専門家のレクチャーのもと、神社仏閣、教場、博物館、劇場などを見学したり、祭礼や行事に参加していただき、その体験・経験を通して学びます。
※諸事情により日程・内容などが変更になる場合があります。
※各回の詳細は「儀礼文化ニュース」および当ウエブサイト(www.girei.jp)にてご確認ください。

期 日 単元科目 内 容 会 場 定 員 費 用
1 5月27日
(土)
生活工芸
其中窯見学
北鎌倉の北大路魯山人ゆかりの登り窯・其中窯(きちゅうよう)を見学し、陶芸家・河村喜史氏から陶芸について学びます。
其中窯
(神奈川県鎌倉市)
15 名 3,800円
7月25・26日
(火・水)
神道
彌彦神社の燈籠神事見学
彌彦神社に伝わる国の重要無形民俗文化財である「彌彦神社燈篭おしと舞楽」の燈籠神事を見学します。
彌彦神社
(新潟県西蒲原郡)
20名 未定
1月20日
(土)
歌舞伎
歌舞伎見学
初春歌舞伎公演(演目は未定)を見学鑑賞します。
国立劇場
(東京都千代田区)
30名 10,000円
2月18日
(日)
礼法
弓馬術礼法小笠原教場実習
桃の節句の内裏雛の飾り方や、三人官女の序列など、歴史をひもとき、日本のしきたりに添った飾り方について実習します。
小笠原教場
(東京都世田谷区)
30名 3,300円
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大会など

第37回儀礼文化学会学会春季大会

第三十七回の儀礼文化学会春季大会は四月に開催いたします。会員皆様の交流の場として、今年も多くのご参加をお願いいたします。
 今回の催しものは、「舞楽―悠久からの贈りもの―」をご覧いただく内容となっています。なお、大会に先立って午前中に一般社団法人の社員総会も予定されています。
大会次第
期 日
平成29年4月23日(日)
午後1時開会
歓宴終了予定は午後4時30分です。
会 場
明治記念館(富士の間2)
東京都港区元赤坂2-2-23
電話03-3403-1171
JR中央本線(中央・総武線各駅停車)信濃町駅下車徒歩3分
地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線青山一丁目駅下車徒歩6分
地下鉄大江戸線国立競技場駅下車徒歩6分
催 し
「舞楽―悠久からの贈りもの―」
実演 小野雅楽会

      小野雅楽会公演写真1
      小野雅楽会公演写真2
歓 宴
和食洋食ビュッフェスタイル(富士の間2)
参加費
10,000円(当日会場にて申し受けます)

地方大会

 平成二十九年度は地方大会として、新潟県の彌彦神社を訪れます。重要無形民俗文化財指定の「彌彦神社燈篭おしと舞楽」の「燈籠神事」を拝見します。
開催日
7月25日(火)10:00 東京駅集合 ~ 7月26日(水)16:30 東京駅解散
定 員
30 名
参加費
45,000円(予定)
1日目(7月25日)
 夕方から彌彦神社の燈籠神事を見学します。夕方は子どもたちによるお欅引「巡行路清祓」が行われます。早めの夕食の後、「松明大行進」と「大燈篭宿下り」を、夜、「御神輿渡御」と「大燈籠巡行」を見学します。実際に見ることはできませんが、夜半、秘曲である「神歌楽」と「天犬舞」が行われます。越後国一の宮、彌彦神社の、夏の夜の絢爛たる祭礼絵巻を堪能しましょう。
2日目(7月26日)
 昨年十月に生活芸術講座として、小林達雄先生の「縄文土器―カタチとココロ―」が開催され、大好評でした。そこで紹介された縄文時代の火焔土器などが多数展示されている新潟県立歴史博物館を訪れます。縄文文化のすばらしさを実際に目で見て、感じましょう。

生活芸術講座

 國學院大學院友会と共催で、「公開講座」として開催い たします。
 開催会場はいずれも國學院大學院友会館(東京都渋谷区)です。
第1回「フラワーデザインの魅力について」
 花の文化と歴史に触れながら日本におけるフラワーデザインの定義・発達をご紹介し、花のデモンストレーションを行う二部構成となっています。
開催日
9月17 日(日)14:00 ~ 16:00
定 員
30 名
参加費
2,600 円
第2回「手仕事の和食─伝統を残す、日々の力─」
 家伝の技法と父譲りの実学主義が近茶流。自分の手を動かして日々料理をすることで、勘が養われる。くり返すうちに一本の道が続いていき、それが「わが家の味」をつくるのだと思う。
開催日
10月16日(日)14:00 ~ 16:00
定 員
30 名
参加費
2,600 円


研究科専修ゼミ

 儀礼文化学会の専修ゼミはこれまで研究科のみの参加でしたが、平成29年度も、広く一般の会員の方の参加も募集します。
 毎回、講義とゼミで構成され、一年間で全4回開催します。講義は「祭りのこころ」、ゼミは藤原頼長の「春日詣」で、講師はどちらも國學院大學名誉教授倉林正次先生です。
開催予定日
6月24日(土)
7月29日(土)
9月30日(土)
10月28日(土)
参加費
6,000 円
 別途教材費等、若干
会 場
儀礼文化学会研修室(事務局2階)
受講者の声
青木伸二郎氏
 新年度より一般会員の方も参加され、愈々賑やかに、楽しい教室になると期待します。講師の倉林先生は、われわれが理解し易いよう、急がず時間をかけ、丁寧に話されます。平安朝の公事、儀式など詳記した『江家次第』に始まり、室町期の『公事根源』、江戸中期の『貞丈雑記』、並行して『後水尾院年中行事』『大臣大饗』等々、多くの歳事儀礼を学びました。二十七年度ゼミに、藤原頼長の『台記』「春日詣」とあり、平安貴族の春日詣での華やかな行列が、どの道筋を辿ったか、興味深いテーマです。多くの新受講者の参加を心から歓迎します。
富山恵美子氏
 儀礼文化学会に御縁を得たのは平成十年。以来四年間の本科課程をどうにか終了して、倉林先生御指導の専修ゼミに入れていただきました。受講して、浅学の私には、ともすれば理解の遅いこともありましたが、すべてが新鮮で興味深い講座でした。古の宮中での行事やしきたり、平安貴族のもてなしの様子など受講しました。ゼミでは『貞丈雑記』を各々がしらべ発表する勉強で、おかげで遠ざかっていた図書館利用が復活しました。新しく始まる本年度からの研究科を期待しております。
門脇悠美子氏
 研究科専修ゼミでは『大臣大饗』等、倉林先生の資料をもとに時間をかけて詳しく講義を受け、大変貴重な話を聞くことができます。 ゼミは『貞丈雑記』を各々担当する項を口語訳にして、深くほり下げる。難解な語句や文章に頭を悩ませながら調べて発表します。 日常では味わえない緊張感もまた良いものです。新年度からの講義、ゼミが楽しみです。受講し知識を得る喜び、学ぶ機会に感謝しています。


第27回関西支部秋季学術大会

 本年は、12 月2日(土)に松尾大社で開催いたします。関西地区の会員はもとより、ご興味のある皆様方のご参加をお待ち申し上げております。嵐峡の眺めもお楽しみいただければと思います。(関西支部事務局)
日 時
12月2日(土)午後1時
会 場
松尾大社 参集殿(京都市西京区嵐山宮町三)
※阪急電車嵐山線「松尾大社」駅下車徒歩3分
参加費
1000円(予定)
懇親会
場所/とりよね 時間/午後5時半頃~ 会費/6000円
   
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更新日時:2017年4月11日